現在の腕時計1

皆さんも必ずと言っていいくらい腕時計を持っているかと思います。皆さんも毎日腕時計を手につけて、そしてその腕時計は皆さんの仕事や勉強において、大いに威力を発揮しているかと思います。パネライ正規販売店がインターネット上に出てくるほど、腕時計は、現在は私達の周囲にすっかり定着しています。腕時計無しでは普段の社会生活は成り立たない、とまで言ってもいいのではないでしょうか。
ところでこの腕時計ですが、それでは腕時計は一体何時頃誕生したのでしょうか。そして現在に至るまでに、腕時計は一体どのような歴史を辿ってきたのでしょうか。更に言えば私達人類は、ここまで腕時計と一体どのように関わってきたのでしょうか。ここでは改めて腕時計の 歴史について振り返ってみることにします。折角の機会ですので、皆さんも身の回りに有る腕時計の歴史を勉強してみては如何でしょうか。そしてここで改めて私達の腕時計の歴史と、そして腕時計の歩みと実感して頂ければ、と思います。
1970年代、世界の腕時計市場を席巻した日本の腕時計メーカーでしたが、1980年代に入ってからは復権を果たしたスイスの高級腕時計メーカーと、台頭してきたアジア産の激安腕時計とに押され、その結果一気に凋落することとなりました。日本の腕時計メーカーは、頂点から一気に土俵際まで追い込まれたのです。
そんな背景の中で、日本の有名な腕時計メーカーであるセイコーは復権をかけるべく様々な手段を打ち出しました。高級機械式腕時計として1960年代に名声を博した「グランドセイコー」、それに「キングセイコー」を復活させる等、セイコーも機械式腕時計の開発に再度力を入れるようになってきました。またセイコーは一方では、キネティックや或いはスプリングドライブ等、最新の技術を導入した新しいタイプの腕時計も投入しています。セイコーはまた、新コンセプトとなる新しい腕時計である「スペクトラム」の発売も行なっており、腕時計業界から注目を集めています。ここではセイコーが復権を賭けて発売した新しい腕時計について少しその内容を紹介することにしましょう。
①キネティック

1988年、セイコーは世界初となる自動巻発電クォーツ腕時計である「セイコー オートクオーツ」を発売しました。この新しい腕時計に使用されたムーブメントがキネティックと呼ばれる物です。それではこのキネティックとは、一体何でしょうか。このキネティックとは、自動巻腕時計と同様にローターを内蔵しており、その腕の振りによって発電を行うと言う仕組みになっている電池交換不要のクォーツ腕時計のことです。この腕時計を装着していない時には、省電力の為に針の動きが自動的に停止します。そしてこの種類の腕時計には更に新しい機能が幾つか開発され、そして組み込まれています。例えば腕時計が再び装着されて振動が与えられると、それを感知して自動的に現在時刻に復帰するという所謂オートリレー機能と呼ばれる機能を組み込んだ「キネティックオートリレー」と呼ばれる物があります。また小の月だけではなく閏年においても正しい日付を示すパーペチュアルカレンダーの「キネティックパーペチュアル」、更に手巻き充電にも対応出来、パワーリザーブ表示機能を持つ「キネティック・ダイレクトドライブ」等も有ります。

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